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不動産コラム

家の売却でやってはいけないこと!失敗しないための注意点

家の売却は人生における大きな決断です。
スムーズに、そして後悔のない売却を実現するためには、事前にしっかりと準備し、売却活動中も注意すべき点を押さえる必要があります。
この記事では、家の売却でやってはいけないことを、準備段階、売却活動中の2つに分けて解説します。
これらの注意点を知っておくことで、失敗を防ぎ、成功する売却活動に近づきます。

□家の売却でやってはいけないこと!準備段階編

売却準備段階は、物件の価値を正しく理解し、信頼できる不動産会社を選び、売却方法を理解することが重要です。
これらの準備を怠ると、売却価格や売却期間に悪影響を及ぼす可能性があります。
具体的に見ていきましょう。
 

1:相場を調べずに査定を受ける

不動産会社に査定を依頼する前に、必ず自分で相場を調べておくことが重要です。
相場を理解せずに査定を受けると、不動産会社の提示する金額が妥当なのか判断することができません。
結果として、本来得られるはずだった金額よりも安く売却してしまう可能性があります。
そのため、まずはインターネットや不動産情報誌などを利用して、周辺地域の物件相場を把握しましょう。

2:偏った情報で不動産会社を選ぶ

不動産会社選びは、売却活動の成功を左右する重要な要素です。
不動産会社はそれぞれ得意分野が異なります。
例えば、大手不動産会社は集客力に優れている一方で、地域密着型の不動産会社は地域情報に精通しているなど、会社によって強みは様々です。
自分のニーズに合った不動産会社を選ぶようにしましょう。

3:買取と仲介の違いを理解せずに売却方法を選ぶ

家の売却方法には、「買取」と「仲介」の2つがあります。
買取は不動産会社が直接物件を購入する方法で、仲介は不動産会社が売主と買主を仲介する方法です。
それぞれの方法にはメリットとデメリットがあります。
買取は短期間で売却できる一方で、売却価格が低くなる傾向があります。
仲介は売却価格が高くなる可能性がありますが、売却までに時間がかかる可能性があります。
売却方法を選ぶ際には、それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、自分の状況に合った方法を選択しましょう。
 

4:必要な費用・税金を調べない

家の売却には、仲介手数料、印紙税、登記費用、譲与所得税などの費用・税金がかかります。
これらの費用・税金は、売却価格から差し引かれるため、売却前にしっかりと把握しておくことが重要です。
事前に費用・税金を試算することで、売却後の利益を正確に把握できます。
また、節税対策も検討できます。
 

5:急いで売り出す

売却を急ぐあまり、十分な準備をせずに売却活動を進めてしまうと、不利な条件で売却してしまう可能性があります。
売却活動には、相場調査、物件の整備、広告活動など、時間と労力を要する作業が数多くあります。
余裕を持ってスケジュールを立て、計画的に売却活動を進めましょう。



 

□家の売却でやってはいけないこと!売却活動中編

売却活動中は、物件の情報を正確に開示し、内見の準備をしっかり行い、契約内容をしっかりと確認することが重要です。
これらのことを怠ると、トラブルに巻き込まれるリスク、売却価格の低下、売却期間の長期化など、様々な問題が発生する可能性があります。
 

1:不動産広告のルールを調べずに掲載する

不動産広告には、宅建業法や表示規約などの法律やルールが定められています。
これらのルールを守らない広告は、法律違反となる可能性があります。
また、誤った情報や誇大広告は、買主からの信頼を失うだけでなく、売却活動にも悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、不動産広告を掲載する際には、必ず法律やルールを理解した上で、正確な情報に基づいた広告を作成しましょう。

2:物件の問題や買主に不利な情報を伝えない

物件に欠陥がある場合は、買主に事前に伝える必要があります。
欠陥を隠して売却した場合、売主は法律上の責任を負う可能性があります。
具体的には、買主から代金減額や契約解除を求められる可能性があります。
そのため、物件の欠陥は、どんなに些細なものでも、買主に正直に伝えましょう。

3:不動産会社に丸投げする

不動産会社に売却活動を丸投げしてしまうと、売却価格が低くなる可能性があります。
不動産会社は、売主の利益よりも、自分の利益を優先することがあります。
そのため、売却活動中は、こまめに不動産会社に連絡を取り、売却状況を確認するようにしましょう。
また、売却価格や売却条件について、不動産会社としっかりと話し合い、納得のいく条件で売却を進めましょう。

4:内見の時に掃除をしていない

内見は、買主が物件の印象を決定づける重要な機会です。
内見前にしっかりと掃除をして、物件を清潔に保ちましょう。
また、不要な物は片付け、家具の配置なども見直すことで、物件の魅力を最大限に引き出すことができます。
内見時に物件が汚い状態だと、買主は物件に対して悪い印象を持ち、売却が難しくなる可能性があります。

5:契約内容に目を通さずに署名する

売買契約書は、売主と買主の権利義務を定めた重要な書類です。
契約書に署名する前に、必ず内容をよく確認しましょう。
特に、売却価格、引き渡し時期、代金支払い方法、解約に関する事項などは、しっかりと理解した上で署名しましょう。
契約内容に不明な点がある場合は、不動産会社に質問し、納得のいくまで説明を求めましょう。




 

□まとめ

この記事では、家の売却でやってはいけないことを、準備段階と売却活動中の2つに分けて解説しました。
売却準備段階では、物件の価値を正しく理解すること、信頼できる不動産会社を選ぶこと、売却方法を理解することが重要です。
売却活動中は、物件の情報を正確に開示すること、内見の準備をしっかり行うこと、契約内容をしっかりと確認することが大切です。
これらの注意点を意識することで、失敗を防ぎ、成功する売却活動に近づきます。
売却活動は、時間と労力を要する作業ですが、しっかりと準備と対策を講じることで、安心して売却を進めることができます。

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