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不動産コラム

悪徳不動産業者の手口と対策についてご紹介します!

不動産取引は人生において大きな決断を伴うものです。
夢のマイホームを手に入れた喜びもあれば、思わぬトラブルに巻き込まれるケースも少なくありません。
特に近年では、悪徳不動産会社による被害が後を絶たない状況です。
この記事では、悪徳不動産会社の手口と、万が一騙されてしまった場合の対処法を解説します。
 

□悪徳不動産会社の手口とは?

悪徳不動産会社は、巧みな手口で消費者を騙し、利益を得ようとしています。
その手口はさまざまですが、特に注意すべきは下記の3つです。

1:高額な査定

悪徳会社は、物件の価値を実際よりも高く見積もって、売主様に高額な査定額を提示します。
売主様が喜んで契約してしまうと、その後、実際の売却価格が低く、想定していたよりも大幅に損失を被ってしまう可能性があります。
例えば、築年数が古く、設備も老朽化している物件を、市場価格よりも大幅に高く査定し、売主様に「あなたの物件はこんなに価値があるんですよ」と持ちかける場合があります。

 

2:囲い込み

悪徳会社は、売主様に他の不動産会社と交渉させないように、契約を結ぶ前に「専任媒介契約」や「専属専任媒介契約」を結ぶよう強要することがあります。
これらの契約を結ぶと、売主様は他の不動産会社に物件の仲介を依頼することができなくなり、悪徳会社に有利な条件で取引を進められる可能性があります。
また、悪徳会社は、囲い込みにより、売主様から他の不動産会社との交渉状況を隠蔽し、自分たちの利益を最大化しようとします。
 

3:仲介手数料のトリック

悪徳会社は、仲介手数料を高く設定したり、本来支払う必要のない手数料を請求したりすることがあります。
例えば、仲介手数料を「売主様負担」と偽って、実際には買主様に支払わせるケースも存在します。
また、売買契約の内容を複雑化させ、仲介手数料を正当化しようとする場合もあります。
仲介手数料は、売買価格の3%+6万円が一般的な相場ですが、悪徳会社は、この金額を大幅に上回る手数料を請求することがあります。


□悪徳不動産会社に騙された場合の対処法

万が一、悪徳不動産会社に騙されてしまった場合は、以下の対処法を試してみてください。
 

1:契約内容の確認

まず、契約書の内容をしっかり確認し、不当な条項がないか、冷静に判断することが重要です。
契約書に記載されている内容が、実際に説明された内容と一致しているか、細心の注意を払い確認しましょう。
特に、仲介手数料、物件の瑕疵担保責任、契約解除の条件などは、しっかりと確認するようにしましょう。
もし、契約内容に疑問点や不安がある場合は、弁護士に相談することをおすすめします。
 

2:地方公共団体への相談

悪徳不動産会社による被害に遭った場合は、地方公共団体に相談することも有効です。
各都道府県には、消費者センターや不動産取引に関する相談窓口が設置されています。
これらの相談窓口では、専門の相談員が、問題解決のためのアドバイスや情報提供を行ってくれます。
 

3:弁護士の利用

悪徳不動産会社とのトラブルが深刻な場合は、弁護士に相談することをおすすめします。
弁護士は、法律的な専門知識に基づいて、適切なアドバイスや法的措置を講じてくれます。
また、悪徳会社との交渉や、裁判などの手続きにおいても、弁護士のサポートが不可欠です。



 

□まとめ
 

悪徳不動産会社に騙されないためには、事前に十分な情報収集を行い、警戒心を持つことが重要です。
また、不動産取引は慎重に進めるべきであり、契約書の内容をしっかりと確認し、疑問点はすぐに専門家に相談することが大切です。
不動産取引は人生における大きな決断です。
この記事で紹介した情報が、皆様の安全な不動産取引に役立てば幸いです。

当社では、家族みんなが笑顔で喜んで暮らせるお家、笑顔あふれるお家づくりを応援し、お客様が未来を共に歩める物件に出会えますよう、精一杯お手伝いさせて頂きますので、不動産の売買やリフォームを検討している方はぜひお気軽にご相談ください。

 

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